こんばんは。今日は即興演奏の特別クラスに参加させていただきました。
只今帰国中のカワクボさん(リヨンへ留学中のバロックヴァイオリニスト)を、ワカマツ先生がお招きして今回の講座を開催して下さいました。
テーマは、「即興演奏」。
忘れないうちに、書き記しておこうと思います。
私の古楽の知識がまだ浅い為、理解しきれていない事も多々あるのですが、とても興味深い内容でした。
カノン
ユニゾンのカノン、5度のカノン(はじめのメロディと5度違う音程から、2人目がはじめる)等がありますが、今回はユニゾンのカノン(1人が即興で弾いたメロディを1小節(1拍?)後から、全く同じメロディを2人目の人が追いかける。)を教会旋法のドリアの上で演習。
・即興でメロディを作る人は、音程が3度、5度、6度、8度の音程間でしか動くことはできない。なぜかというと、追いかけてきた人の音程とぶつかって不協和音になってしまうため。
・メロディを作っている人が終始形のカデンツの形になったら、追いかけている人直ちに追い掛けるのをやめて、終始のカデンツを一緒に弾く。
このあと、ドリア旋法上でファンタジアを即興で作り、最後はトリオソナタも合奏しました。
即興演奏の実習も、教会旋法(今回はドリア)上で曲を作ったのも私にとって初めての体験でしたが、今私たちが慣れ親しんでいる調性音楽へたどり着くまでの、歴史上の道のりを体感できた貴重な体験でした。これから先もっとより親しんでいこうと思います。
そのあとは、モダンヴァイオリンに持ち替えてブラームスのドイツレクイエムのリハーサル。31日に茂原で本番なので。チケット完売らしい。すばらしい!
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