2013/02/27

ハーゲンダッツ



 先日25日に武蔵野市民文化会館で聴いたハーゲンのコンサート。素晴らしかったです。
いまだ残り香が私の中に残っています。

プログラムは こちら。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 作品18-6
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」 作品51 Hob.III:50-56

ハイドンのこの曲は、序章に始まったあと、キリストが十字架にかけられて死ぬるまえに発した7つの言葉に沿って、作曲された7曲のソナタを経て、最後の「地震」へと繋がり一気に締めくくられます。元来キリスト教において「7」という数字は、完全数とされ大きな意味のある数字です。

以下の曲名はプログラムから引用。

序章
第1ソナタ「父よ!彼らの罪を赦したまえ」
第2ソナタ 「おまえは今日、私と共に楽園にいる」
第3ソナタ 「女性よ、これがあなたの息子です」
第4ソナタ 「わが神よ!何故私を見捨てたのですか?」
第5ソナタ 「渇く!」
第6ソナタ 「果たされた!」
第7ソナタ 「父よ!あなたの手に私の霊を委ねます」
地震

この曲について、「音楽を初めて聴くものにも深い感動を与えずにはおかない」とハイドン自身も語っているように、いずれの曲も、この世の森羅万象を表しているがごとく、深い内容となっています。

その中でも、私がいま興味を惹かれているのは、イエスが 「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」と言い、息をひきとる第7ソナタの冒頭からsourdino(弱音器)の使用を明記している事です。
当時葬儀中の演奏の際に使われていたというsourdinoを、イエスの死の場面で使用すさせるという事実は、「sourdinoを使う」という行為自体に、当時の当り前の感覚として、死を彷彿とさせるフラジャイルなイメージがあったのではないかと仮定しています。

写真は、オラトリオ版の第七ソナタの冒頭。




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